エスプール、パートナーエコシステムクラウドHiway(ハイウェイ)を導入。プロ人材のデータベース整備とパートナーマッチング自動化により、業務工数が5分の1に

東証プライムに上場しBPO事業を展開する株式会社エスプールが、10年以上かけて構築してきた人材データベースを活用した、プロ人材・ハイクラス人材・専門スキル人材の活用支援サービスである「タクウィル」。
今回はタクウィルにおける、独自のデータベースの整備と効率的かつ正確なマッチングを目的にした、パートナーエコシステムクラウド「Hiway(ハイウェイ)」導入についてお話を伺いました。
お話を伺った方
ヒューマンキャピタル事業部 執行役員 事業部長 境田 圭晃様
オペレーションマネージャー 目黒 沙季様
インサイド&マーケ 統括 杉本 彪太様
導入の目的
- 独自のプロ人材データベースを整備し、サービス提供のフローを改善
- より効率的かつ正確なマッチングの仕組みを構築し、サービス提供の質を向上
- 顧客と情報共有を簡単にできるようにし、営業活動を効率化
導入前の課題
- プロ人材データベースから目当ての経験やコネクションを持つプロ人材を探すのに時間がかかっていた
- マッチング希望のプロ人材の条件をもらった際に、クライアントの要望企業とプロ人材が認識している企業情報の社名の表記揺れがある際にカバーしきれていないケースがあった
- 顧客と情報共有を行う際に、共通で参照できる情報がなかったため、認識合わせに時間がかかっていた
導入後の効果
- 企業データベース機能と名寄せ機能を活用して、プロ人材データベースから目当ての経験やコネクションを持つプロ人材を探し、時間やマッチ率を大幅に改善。作業時間は5分の1まで削減することに成功
- プロ人材データベースを部分的に顧客に見せることができるようになったため、商談のリードタイム自体も短縮され、50%程度に短縮できた
タクウィルについて
- まずはヒューマンキャピタル事業部のタクウィル事業の業務内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
タクウィルは、お客様の経営課題・実務課題をプロ人材の経験やコネクションで解決をする、プロ人材活用サービスです。
普段の業務では、クライアントの経営課題・実務課題をヒアリングするところから始まり、どんな経験やコネクションを持っているプロ人材が最適なのかを考え、候補のプロ人材を提案しています。
タクウィル事業の中でも、営業支援サービスの「タクウィル セールス」では一人のプロ人材ではなく、複数のプロ人材のコネクションを提案することが多いため、人材のマッチや提案の準備に時間をかけています。
導入前の課題について
- どのような課題から今回のHiway導入につながったのでしょうか。
先ほどお話しした「タクウィル セールス」は最近特に引き合いが増えているのですが、プロ人材の人的ネットワーク情報がデータベース化されていないため、多くの人的ネットワーク情報が可視化されず、活用しきれていないという課題がありました。
コネクションがデータベース化されていないことにより、支援を希望しているお客様に対してプロ人材のリストアップに時間を要したり、商談時のニーズに対して支援できると思っていたが実際のコネクションと合わないケースも発生していました。
また、サービスを提供するためのオペレーションにも課題がありました。
クライアントのターゲットリストとプロ人材のコネクションを突合する際に、お互いの企業名の表記ゆれにより、提案から漏れてしまうケースがありました。
正確な企業情報と入力されたデータが全く同じ表記でないと名寄せができず、上記の問題を社内で解決するのは諦めていました。
そのため、プロ人材とのマッチングはエクセルを駆使し作業をしていたため、ベテランのスタッフに属人化していました。
誰でも操作可能な仕組みを作って、学習コストを下げることが第一の目標でした。
利用方法について
- 実際にHiwayをどのように活用していますか?
タクウィルの日々の業務の中で次のような活用をしています。
現在の活用方法は下記の3点がメインです。
- お客様とのターゲットリスト作成
- 経歴・人脈のデータベースを可視化
- ターゲットリストと顧問の経歴・人脈の突合
一つ目の使い方では、Hiwayの企業データベース機能を活用し、お客様と一緒にターゲットリストを作成しています。
Hiwayには、業界や従業員数で企業を絞り込むことができる企業データベース機能がついているので、その機能を活用してターゲットリスト作成をスムーズに行えるようになりました。
二つ目の使い方は、タクウィルに登録をしてくれているプロ人材の経歴やコネクションのデータをHiwayと連携し、名寄せしてデータベース化するというものです。
今まで、どんな経歴のプロ人材がいて、どんな人脈があるかがそれぞれの頭の中にしかなく、相談を受けてから検索をしていました。
Hiwayでデータを精査してデータベース化をしたことで、手元ですぐにプロ人材の経歴やコネクションを検索・リストアップすることができるようになりました。
※画像はイメージです
三つ目の使い方は、ターゲットリストとプロ人材の経歴・コネクションの突合です。
今まで、リストの突き合わせは手作業で行なっていましたが、Hiwayを使うことで時間をかけずにできるようになりました。
お客様からもらったターゲットリストのデータが整理されていない場合にも、データクレンジングを行うことができるのが助かっています。
導入効果
- Hiwayを使うことで、どのような効果が出ていますか?
導入してみて感じる効果はいくつかあります。
まず、データベースの整備を行ったことで、プロ人材のコネクションが約13,000社あることが可視化されました。それによって、具体的な支援プランをクライアントに提示することができるようになり、お客様の検討スピードが早くなりました。
Hiwayを使うことで、活用できるプロ人材やそのコネクションがどのくらいあって、どのくらいの予算を組む必要があるのか、がすぐに出せるようになったからです。
今までは、初回のお打ち合わせから契約まで3〜4回の商談を行っていましたが、現在は1〜2回の商談で決めていただくようになっており、営業のリードタイムが半分ほどに短縮できました。
また、実際に社内でのデータマッチングのスピードもかなり改善が進んでいます。
Hiway導入以前はクライアントのターゲットリストとプロ人材のコネクションデータを突合する際に、1日かけて100件程度を対応するのがやっとでしたが、現在は2時間程度で対応が完了します。
また、普段この業務に関わっていないメンバーに対応をお願いしても、そこまで作業時間に差が出ずに対応をすることが出来るようになりました。
社内のCRMデータの整備がまだ不十分な箇所があります。しかし、この点が改善されることで作業効率の改善だけでなく、サービス提供の質を向上させることもできると考えています。
今後期待すること
- 今後、どのように活用を広げていきたいとお考えでしょうか?
HIwayを活用して、お客様のターゲットリストに優先順位付けができるため、過去の実績やコネクションデータを活かした営業支援を効率的に進めています。受注後は、商談実績を可視化し、アポの精度向上に注力しています。
過去の支援実績やプロ人材のコネクションに関する情報を蓄積していくことで、サービス提供の際により質が高い支援ができるようになると考えています。
その実現のためにデータ更新の仕組みや支援後の業務とのデータ連携が課題となっています。今後は、Hiwayの活用範囲を広げて、サービス改善に活用したいと思います。